Grand Vision

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2021.11.22

杉山恒太郎氏をゲストスピーカーとしてお迎えし、社内で講演会を開催いたしました。

株式会社ライトパブリシティ 代表取締役社長 杉山恒太郎氏に特別講演を行っていただきました。

杉山氏はこれまでクリエイティブディレクターとして、関わってきたクライアントのプロジェクトで

多くの社会現象を引き起こし、人々の記憶に残るアウトプットを生み出しています。

「ピッカピカの一年生」や「セブンイレブンいい気分」など、誰もが一度は耳にしたことがあるTVCMを手がけられています。

杉山氏は業界の常識にとらわれることがなく、どんどん新しい手法を用い、人々の注目を集めることに成功しています。

1964年アジアで初めて開催された東京オリンピックで、オリンピック史上初めて写真を使った広告を制作したり、

小学館の雑誌『小学一年生』の広告では、日本で初めてビデオを使ってTVCMを制作されました。

第一線で活躍し続ける杉山氏に、これからの時代で必要な考え方についてお話しいただきました。

今回は、「なぜ今、経営にデザインは必要なのか」というタイトルで講演を行っていただきました。

私たちは「デザイン」という言葉について、本来持っている意味の狭い部分で認識していることに気付かされました。

日本語に訳されたデザインという言葉は、「見栄えをよくする」のような表面的な部分で捉えられがちです。

しかし、Designとは本来、「形作る」「設計する」という意味があります。

商品やサービスをリリースする際に、デザインを考えるとどうしても、かっこいいサイトを作ることや

ロゴを作ることだと考えてしまいがちですが、本来は商品やサービスができるそのずっと最初の部分から

デザインは関わっています。 本来デザインとは、企業に新しい利益をもたらす必要不可欠なものです。

杉山氏が携わってきた新旧のプロジェクトを紐解きながら、核となるアイディアをどう生み出したのかについてお話しいただきました。

印象に残っているお話しの一つに、世界と日本の広告の違いについて分析されたお話しがありました。

日本という国は、同一民族、同一言語で「同じ言語」を理解できるバックグラウンドがあるため、

広告(TVCM)などで、ナレーションを入れて、「言葉」で説明しようとする傾向が強いようです。

その一方で、世界を見渡すと共通の言語を持たない人が同じ国に住んでいて、民族や宗教、生まれ育った環境も全く違います。

同じバックグラウンドを持たない人々にどう広告でメッセージを伝えるか?

「言葉」では伝わらないため、「知覚」に訴えかける広告を彼らは作る傾向があるようです。

伝える相手が変われば、伝える方法やコンテクストを変えなければいけないことがよくわかる例で興味深かったです。

講演会は数々のAppleのCMを手掛けてきたリー・クロウ氏の言葉で閉められました。

"Great brands do not talk about who they are, but what they love."

「偉大なブランドは、自分自身についてではなく、自分が愛するものについて語る。」

人々は、ブランドが売ろうとしているモノではなく、ブランドが作りたい世界やビジョンに共感し、そのブランドを支持します。

これからの時代は何を売るかではなく、何を伝えるかがとても大事なことだと感じさせるメッセージだと思いました。

 

杉山恒太郎氏をお迎えした今回の講演会も、貴重なお話しで溢れていて大きな刺激になりました。

社員一同お礼を申し上げます。ご多忙な中講演にお越しいただきありがとうございました。

これからも杉山様のご活躍をお祈りしております。