Grand Vision

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2020.11.04

【満員御礼】杉山恒太郎氏「なぜ今、経営にデザインは必要なのか」講演会開催のご報告。

日本が誇るクリエイティブディレクター、杉山恒太郎氏による特別講演を10月29日(木)に開催いたしました。

講演会には日頃お世話になっているクライアント様とプロダクションの皆様をご招待させていただきました。

講演会ではこれまで杉山氏が世に送り出してきた数々の事例と絡め、なぜ「デザインすることが大切なのか」というデザインの大切さについてお話しいただきました。

その中で特に皆様に知っていただきたいと思った部分をご紹介します。

●「再定義こそ、最良で最高のイノベーション」

ロウソクと電球の有名な話をお話いただきました。

なぜ電気が普及した現代にロウソクが売れ続けているのか。 実は30年前と比べ、ロウソクの消費数は3倍に伸びています。

その理由は、電気が通った現代では暗い場所を見つける方が困難で、人々は暗さを得るためにあえてロウソクを買い求めています。

ロウソクという商品自体は昔から変わっていない反面、商品の持つ意味が「暗闇を灯す日用品から、癒しを感じる嗜好品へ」と変化した。

「新しい意味」の創造が、「新しい価値」を生む。それは、役に立つかということよりも、意味があるかということに価値があるということ。

これが「再定義こそ、最良で最高のイノベーション」です。

 

●なぜ今、経営にデザインが必要なのか。

デザインの本質は、「設計をする」こと。

デザインとは「見栄をよくする」などの限定された意味で捉えられているが、

本来デザインとは、企業に新しい利益をもたらす必要不可欠なものである。

 

● "Pro bono"

コロナ渦により打撃を受けた企業やお店がたくさんある中で、ライトパブリシティ社は本社がある東京銀座に何か恩返しがしたいと思い"Pro bono"という職業上持っている知識やスキルを無償提供して、社会貢献を行っています。

約60社から申し込みがあり、一件一件真摯に向き合っていくと仰られていました。

講演会は数々のAppleのCMを手掛けてきたリー・クロウ氏の言葉で閉められました。

"Great brands do not talk about who they are, but what they love."

偉大なブランドは、自分自身についてではなく、自分が愛するものについて語る。

なお今回の講演会会場は、D-ZERO様にご提供いただきました。D-ZERO様、ご協力いただきありがとうございます。

講演会終わりに杉山恒太郎氏を囲み、事業プロデュース部のメンバー全員で記念撮影をしました。

日々一人ひとりのクライアント様のビジョンを達成するべく、課題に真摯に向き合うグランドビジョンのメンバーたち。

日頃お世話になっている皆様のおかげで、グランドビジョンは11月1日に創業10年目を迎えました。

会社がまた歴史を重ね、新しい一歩を踏み出していきます。

感謝の心を忘れず、これからも挑戦し続けるグランドビジョンをこれからもどうぞよろしくお願いいたします。